まほろば

神社仏閣巡り、季節の花、食べ歩きなど、日々の暮らしをゆる〜く綴ります。最近、古墳・お城・城跡にも関心があります。

今週の課題(レポート提出):易(えき)について

 今週の課題(レポート提出)は、易(えき)についてです。

要するに「占い」ですね・・街頭で易者さんに占ってもらったり、神社・お寺でおみくじを買うなどの類です。今まで私はこの手を信じることが出来ずにいました。

 そもそも日本思想史、主に「仏教」の授業に何で中国の易が関係あるのか?と思っていましたが、これから登場する「空海」は、中国語はペラペラで、初期仏教の教本が書かれたサンスクリット語にも堪能であったそうです。すごい・天才、空海さん( ◠‿◠ ) 

日本仏教を勉強するにあたり、中国のことを勉強するのは当然であると思えてきました。


 易とは「変化」を意味する中国の占いの方法で、陰、陽という相対的な2つの原理の結合交錯の変化によって宇宙の万象は形成、消長するとし、その変化の過程を占うものです。

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八卦 - Wikipedia


そのために、陰、陽を象徴する画(陰爻<こう>、陽爻)を3本ずつ組み合わせて8種の卦(か)を作り、さらにそれを2つずつ重ねた64種の卦にそれぞれ意味をもたせ、筮竹(ぜいちく)と算木(さんぎ)を用いて卦を求め判断を下す。爻と卦の意味(卦辞、爻辞)の解釈は次第に複雑化し、漢の時代には煩瑣(はんさ)な易学が成立して、思想、文化に広範な影響を及ぼした。

日本には5世紀に伝わり、大宝律令では陰陽寮の官職が定められ、以後全国に広まり今日にいたっています。本来の筮法は複雑で長時間の緊張を要するため、今日では略筮法や中筮法が行われています。
ブリタニカ国際大百科事典 小項目辞典より転載


 陰陽五行説は中国古代の宇宙観や世界観で、陰陽説と五行説が結合したものであり、その基をなすのが易の陰陽思想です。
陰陽説は宇宙の現象事物を陰と陽の働きによって説明する二元論。五行説は万物の根源を木火土金水の5元素におき、それらの関係、消長によって、宇宙は変化するという自然論的歴史観。天文、暦法、医学などに影響を与え、儒学とともに日本に入り大きな影響を与えました。

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