「おんな城主 直虎」 (';') 徳姫(信康・正室)が父・信長にあてた「12ヶ条の弾劾文」
2017.11.14(火) 先週の「おんな城主 直虎」凄かったですね。築山殿がなぜ信長に殺されなければならなかったのか、が少しづつ分かってきました。
於大の方(母親)が、家康(子)に信康(孫)を殺すように諭す、すべてはお家のため、戦国の世は凄い世の中だったんですね・・
岡崎城に、
- 松平家代表・於大の方(家康の実母)・・信長に兄を殺されている。
- 今川家代表・築山殿(瀬名姫・家康の正室)・・瀬名姫は、義元の姪であり、同家の姫(プリンセス)と言える。
- 織田家代表・徳姫(信康の正室)・・濃姫(斉藤道三の娘)との子ではないけど、信長は可愛がっていたそうです。
の3人の有名人が揃ってしまったのである。
今川氏真(今川義元の長男)がまた登場しました。滅びたはずの今川家跡取りが未だ元気に活躍するなど、戦国時代、手向わなければ生かされたのかな・・・(そういえば、この時期、武田勝頼も長篠で重臣の殆どを失っても健在でした。)
家康がまだ今川の人質時代、瀬名姫は今川の跡取りの氏真と結婚したかったけど、氏真は、北条の姫と政略結婚、義元によって、瀬名姫は家康と結婚させられましたね。
家康は、「超逆玉結婚」だったけど、その後の自分の実力で人生を切り開いていきました。戦国時代の最終的な勝者の正妻、築山殿は最も恵まれた女性と思ったけど、途中、退場してしまいました。
*上記より転載*
「12ヶ条の弾劾文」
- 築山殿は、私と信康様との仲を裂こうとする。
- 築山殿は、女子しか生んでない私の事を「役立たず」と言う。
- 築山殿は、男子は妾に生ませればよいと、武田関係者の妾を用意した。
- 築山殿は、浮気相手の減敬を通して武田と繋がっている。
- 武田勝頼は、信康を味方にし、織田・徳川滅亡後は信康を領主とし、築山殿は武田の武将・小山田と結婚させると言っている。
- 信康は、気が荒く、私に情報を提供してくれた侍女を、私の目の前で「このおしゃべり女め」と言って殺し、さらにその口を裂いた。
- 信康は、踊りが好きで、踊りが下手な者を射殺した。
- 信康は、鷹狩で獲物がなかったのを出逢った僧のせいにし、その僧の首と馬を縄で繋ぎ、馬を走らせて殺した。
- 武田勝頼は、信康を味方にしたいと言っているので油断しないように。
- 築山殿は、金使いが荒く、贅沢三昧な暮らしをしている。
- 築山殿は、武田勝頼に「(今川義元を殺した)織田信長と(両親の自害の原因を作り、さらに今川家を滅亡させた)徳川家康を殺して欲しい」と言っている。
- 近頃、岡崎城下で踊りが流行して、風紀が乱れているのは、城主の信康が愚公だからだ。
※「徳姫12ヶ条の弾劾文」(『参河志』)※2
本文とは関係ないのですが、今日の記事のイメージにあう写真を探していたら、この写真がヒットしました。(石山寺です。)